CEL Robox Dual materialモデルは国によって付属品が違うので注意

先日、CEL Roboxの大型アップグレードとして、Dual material対応の RBX-02が発売されました。

この新しい方のモデルを、海外も含めて価格比較をして安い国から買おうとしている人に向けての情報です。(日本に何人いるのかわかりませんが・・・・・・)

このRBX-02、製造国のイギリスをはじめ海外では、2~3万円くらい値上げされていますが、日本の販売価格は20万円のままです。

そのため、最近の円安も相まって、ピーク時は倍近くあった海外と日本の価格差がだいぶ減ってきました。

とおもいきや、少しだけ、落とし穴がありそうです。

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女性を綺麗に写真に収める撮影テクニック

私は写真が趣味でちょくちょく撮るのですが、妻から「もっときれいにとってほしい。きっと撮り方がおかしい。」というクレームを継続的に受けていたため、そして、確かに後から見返すと、普段の見た目よりかわいいとは言えない見た目に撮れることが多かったので、疑問を持ってちょっと調べてみました。

その結果、よさげなテクニックを知ったので、メモがてらにblogにのこしたいと思います。

以下の2手順を守れば、今までより明らかに綺麗に撮れるようになります!

  1. 被写体の顔を、逆光、反逆光(斜め後ろからの光)状態にするか、日陰にたってもらい、強い光を当てない。

  2. 被写体の顔が暗くならないように、カメラの露出をプラス側に調整したり、スマホなら顔をタップして顔の明るさを適切にする。

この2段階です。

イメージとしては、こんな感じに撮れます。

Portrait

なぜそれで綺麗に撮れるかは、下の2サイトがとてもわかりやすく例を示してくれているので、是非見てみてください。

designlikes11.com

www.arc-web.com

ただし、この方法を明るい場所で使うと、背景が白飛びしがちになるという欠点があります。

この撮影法を考えると、ダイナミックレンジの広い(白飛び、黒つぶれがしにくい)センサーの大きなカメラがほしくなりますね。

3Dプリンタの圧倒的に小さな市場規模をグラフ化してみた

3Dプリンタの構造は、通常のインクジェットプリンタの構造と非常によく似ています。

インクを吐出させるインクジェットヘッドの代わりに、プラスチックを出すノズルをつけて、あとは高さ方向に動けるようにしただけです。

大手プリンタメーカー、CANON、エプソン、hpなどがこれまでのノウハウを生かしてプリンタを作れば、5万円くらいでこれまでにない高精度、高信頼の機種が作れて、市場は総取りできるはずですが、各社、家庭向け3Dプリンタは販売せず、全然数の出ないであろう一台数千万円の機種だけを開発しています。

理由としてよく言われるのは、販売台数が稼げず、利益が出ないから、という理由ですが、でも3Dプリンタは成長市場のはず。今のうちに参入してもいいのではないかとも感じます。

そこで、実際どのくらい違うのか、見てみました。

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世界の定番 オススメ3Dプリンターリスト 2017年版(3d-hubs Printer Guide)

3Dプリンターの購入を検討するに当たり、日本語で検索をしても、なかなかまとまった内容の3Dプリンタの比較情報が見つからず、途中から英語で調べていました。

見つけたサイトの中で、私が一番頼りにしたのが、3d-hubsのPrinter Guideです。

www.3dhubs.com

このガイドでは、8600人を超える3Dプリンタオーナーによる、513機種もの3Dプリンタのレビューをもとに、用途ごとのおすすめプリンタがコメントとともに書かれています。

このサイトは本来、3Dプリンタのオーナーが、出力サービスをするためのサイトなので、判断に使われたレビューも手慣れた人がばりばり使った後に書かれていて、参考になります。

用途別のオススメ機種名だけ抜き出します。詳しくは、英文ですが、サイトを見てみてください。 国内で買える機種には☆をつけます。

PROSUMER

 ・・・高品質、高信頼を突き詰めるプリンター。プロ向け。

  • Ultimaker 2+☆
  • Form 2☆
  • Zortrax M200☆

WORKHORSE

 ・・・失敗少なくわりと高品質で印刷を続けられる。ハード、ソフトのちょっとした改造も可能

  • Makergear M2
  • LulsBot TAZ 6
  • BCN3D Sigma☆
  • Creator Pro☆

BUDGET

 ・・・安く割ときれいなものが作れる。ハード、ソフトのちょっとした改造も可能

  • Prusa i3 MK2
  • Rostock MAX☆
  • Simple Metal☆

PLUG AND PLAY

 ・・・使いやすく安定して割ときれいな出力が出来る。

  • CraftBot PLUS
  • LulzBot Mini
  • CEL Robox☆

SLS

 ・・・レーザー焼結による産業用3Dプリンタ。個人には縁のない価格。

  • EOS P 396☆

このサイトのリストの欠点は、レビューがある程度の数貯まるまではリストに上がらないこと。 なので、このリストには本当の最新機種は出てきません。たとえば、最近発売されたUltimaker 3などは未掲載です。

しかし、それを差し引いても、小規模メーカーが乱立し、玉石混淆の現在の3Dプリンター市場においては、実際に多く使われて高く評価されているプリンターを選べることのメリットは大きいと考えます。

こうしてみると、定番機種の半分以上は、日本国内でも購入できるんですね(ちょっと高いですが・・・)。

ちなみに、そんな中、私が選んだのは CEL Roboxです。

選択した理由はいくつかありますが、1ヶ月以上いろいろ印刷して、自動調整機能のみでこんな感じできれいにプリントが出来るので、気に入っています。

DSC06329

左が積層ピッチ0.2mm、右が0.1mmです。 メカ精度の限界なのか、円筒形を高く積むと、時々X,Y方向にわずかにずれが出るのが気になりますが、それ以外の造形品質は非常に高いと感じます。

Roboxの開封レビューはこちら

www.slightlysimple.net

国内で買うなら、今ならAmazonで2つの材料を同時に使えるDual Materialモデルが1年保証つき、20万円で買えます。

ただ、国内だとRobox用フィラメントは非常に高いので、Roboxを買う人は、いずれ保証を諦めて非純正のフィラメントを使うか、海外からフィラメントを取り寄せる覚悟は必要です。

3Dプリンター CEL ROBOX購入、開封、レビュー

興味があった3Dプリンタを購入しました。

買ったのは、CEL Robox の、シングルマテリアルタイプ。

(※上記デュアルマテリアルタイプは本日時点では公式サイトで未発表なんですが、やはり出るんですね。)

公式サイト:Robox®

この機種の売りは、少ない手間で高品質の造形物を安定して出してくれることです。

そのために、ヘッド高さや台の傾きのキャリブレーションが自動で出来たり、フィラメント種類を(純正を買えば)自動で認識してノズルやヒードベッドの温度設定をしてくれたり、カバーとファンによる気温制御機能もついています。

購入は無保証を前提に、海外の代理店から輸入しました。 イギリス設計、製造の機械なので、Brexitのポンド安の影響を受けてお買い得でした。

こんな箱に入って到着。

DSC05736 同時購入したフィラメントで送料がかからないように、代理店の人がフィラメントを本体と同じ箱の中に同封してくれた関係で、フィラメントのパッケージの箱が畳んで上に置かれています。ありがとうございます。

DSC05737 フィラメントのパッケージ箱を除くとこんな感じ。

DSC05744 袋の中から、本体が出てきました。

DSC05748 付属品の箱の中身はこんな感じ。この箱の中に代理店の人が追加購入フィラメントを入れてくれました。

DSC05751 電源ケーブルは当然イギリス仕様の3本足しかないので、変換パーツをyodobashiで購入しました。BFタイプが合います。 http://www.yodobashi.com/ec/product/100000001001754115/index.html?_ga=1.17409529.1761922040.1476489223 Amazonのものは、あまり質がよくなさそうだったので。 電源をつないでセットアップ開始。

DSC05759 プリンタ内にあった中の赤い固定部品は、動作確認を兼ねてこのプリンタで出力されたそうです。

DSC05790 説明書に書かれていた3種類の半自動キャリブレーションをして、テスト印刷開始。 10月なので、ハロウィンのカボチャのクッキー型データをダウンロードして作成。 デフォルト設定のままの200umピッチですが、きれいに出来たのではないでしょうか。

はじめ、低スペックのノートPC(Acer Aspire 1830Z)を使うと付属ソフトウェアの動作がおかしく、キャリブレーションもうまく出来ない問題がありましたが、PCを変更してからは問題なく動作しています。

家に着いてから、セットアップ、印刷開始までトラブル込みで2時間くらい。トラブルを除けば1時間以内に開始できたと思います。

数週間使用していますが、基本的に満足しています。

ZOZO TOWNを急成長させた尖ったマネジメント手法

この記事がおもしろかったのでメモ。

style.nikkei.com

まとめると、スタートトゥデイの前澤社長は、マネジメントの基本中の基本である、社員の内発的動機を高めて働かせたい気持ちにさせるという目的を、一般的な方法とは異なるやり方で実現しているという話。

具体的には、社員同士を細かな目標に向けて競わせるので無く、採用の段階で、自分の好きな服を売りたい、という、自社事業に対して内発的動機を持つ人間の採用をすることで社員間の競争によるモチベーション引き上げを不要としている。それにより、評価制度運用の無駄や、競争が生み出す部分最適など会社全体の歪み、生産性低下などの副作用を回避している。たぶん。

それは、こんな感じの文章に表れている。

1200人以上いるスタッフの多くは、洋服が好きで、自分が着たい服を売れるなんて素敵じゃないかと思って入社してきています。僕自身もそう。好きなことをトコトン突き詰めたら、結果的にそれがビジネスになる。これは輸入CDを販売していた頃から変わらない真実だと思いますし、変えたくない部分です。

とか、

 一人ひとりの能力を業績に応じて細かく評価し、給料に差をつけて、なんてやっているのは、ずっと効率が悪いと僕は思います。そんな時間があるならば、その時間を、お客様のために費やした方がいい。

とか。

そしてそれは、社長自身が楽しいこと、喜ばれることを突き詰めていったらお金が入ってきた、という経験に基づいている。

こういう一見甘い、楽観的な考えのマネジメントで、社員数1200人、売り上げ400億円を超える企業を数年のうちに作れるというのが、興味深かった。

こういうマネジメント手法は、どんな会社でも使えるわけでは無い。

たぶん、自社事業内容に対して魅力を感じる人が多い業界でしか使えない。

でも逆に言うと、教科書にあるようなどの業界にでも使える一般的な手法以外に、ある事業内容に特化することでより効果の高いマネジメント手法が無数にあると言うことでもあり、そういう意味では、マネジメントは基礎理論を学んで、それを自分の関わる業界でどう実現するかを考える、そういう考え方を撮る必要があるのかな、と感じた。

個人的に勉強になったマネジメント教科書はこちら。学術研究の結果通説となった基礎的な理論を、実例に沿って紹介している。

無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論

無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論

ディアウォールで天井までの壁面収納を作った話

自分の部屋に壁面収納を作った記録です。

こだわったのはデザインと、、、コストです。

作った棚について

できあがったのはこの棚です。無印の机にちょっとかぶせるような棚にして、モニターを置いています。

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材料費は、送料込みで合計 16500円くらいです。

  • ディアウォール、木材、棚受け: 11000円
  • 塗料、溶剤:5500円

このくらいのコストと、合計10時間くらいのまったりとした作業で、自分の部屋にぴったりのサイズで、まあまあかっこいい棚ができたので、満足しています。

木材について

木材は本田谷田部というお店で買ってみました。

_DSC3190

買ったのは、値段重視でホワイトパインの棚板(24x185x1828mm)と、

本田谷田部(ホンダヤタベ) / ホワイトパイン

ディアウォールと組み合わせて柱にするための、SPFの2×4材です。

本田谷田部(ホンダヤタベ) / SPF 2x4x6F 38x89x1828mm

送料は見積もり時に連絡でしたが、1090円と想像よりずっと安かったです。

木材、送料合わせて5890円。

カットはしてくれないので自分で切る必要がありますが、細い木なので問題ありません。

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棚板用のホワイトパインの表面はきれいで、手触りはつるつるとまではいきませんが、さらさらしており、尖った直角の角を丸める以外、やすりがけは不要でした。

表面のやすりがけが不要だったのはうれしい誤算でした。

棚板の厚みは、ここで耐荷重計算をして20kgで数mmのたわみに収まるような厚みとして、24mmに決めました。

DIY 素人でもできる日曜大工で手作り » 耐荷重計算

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1枚1200円のB級品と言うこともあり節は多いですが、個人的には全く気になりません。

IMG_2604

2×4材の方は、構造体という注意書きがあっただけあり、表面が毛羽立っていたり、かんなむらのような表面の凹凸が残っていたりしました。

こちらは毛羽立ちを取り除く程度にやすりがけはしましたが、表面の凹凸は残り、塗装後に浮き出てしまいました。

あとは、両木材共に、部屋に置くと独特の匂いが充満して、取り扱いに困りました。

結局、風通しのいい場所に1週間放置し、匂いを飛ばしてから塗装をしました。

調べてみると、パインは、日本語で松であり、松ヤニの匂いが強いそうです。

木材選びには匂いの観点も必要なのですね。

いろいろ想定外のことが起こり、勉強になります。

塗装とその他材料について

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塗装後、柱を組み立てた写真です。

塗料はオイルステインの2度塗りです。大橋塗料という店で、塗料の選び方や扱い方について詳しく説明があり、わりと安かったため、ここで購入しました。

色は、国産のオイルステイン、ESHA カラーオイルのウォールナット一度塗りでつけています。

ohhashi.net

その後、リボスのメルドスハードオイルを上から塗って固めています。

ohhashi.net

そしてここでも匂いの問題が。

ESHA カラーオイルは、前述の松より匂いが強く、これも1週間くらい残ったため、家の中の匂いが大変でした。

ちなみに、匂いが弱まるのを街ながら2回オイルを塗っているので、購入してからここまで、期間としては3週間かかっています。。

柱を立てるのに使っているのは、2×4材の上下にはめて部屋に柱を作る、ディアウォールです。

これのおかげで、壁に穴を開けずに、棚板を取り付けることができます。

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棚受けはこれを買いました。AmazonよりやすかったのでMONOTAROで。

www.monotaro.com

ステンレスですが、シルバーなので色が浮くかと思いましたが、以外と目立ちませんでした。

黒く塗った棚受けも探しましたが総じて高かったため却下しました。

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棚板を仮付けしたところ。

水平を見ながらつけていきます。

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実は最上段の棚受けは、サイズを間違えて買ってしまい、はみ出しています。

近いうちに正しいサイズに交換予定です。

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オイルフィニッシュはつや消しのマットな感じです。

つやを望む場合、この上にワックスを塗ってもいいですが、気に入ったのでこのままにしました。

完成写真とおまけ

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完成写真です。

いい感じにできて満足です。

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これまで机の上にあって邪魔だったテーブルタップも、机の裏にネジで固定しました。

賃貸に住んでいても、構造体に自由にネジが打てるのは素晴らしいですね。

今回のDIYで学んだこと

  • 木材は安い。
  • 塗料は高い。
  • 大変なのはやすりと塗装。
  • ディアウォールは楽しい。不可能が可能になる。もっと柱を立てたい。
  • 自然素材にも匂いはきついものは多い。検討に匂いは重要。閉め切った部屋に置くと気持ち悪くなるレベルの匂いがする。
  • 塗料は「オイル」とつくと、乾燥時間が長い。匂いが抜けるまで1週間かかる。
  • オイル塗料には樹脂が入っているが、樹脂の種類は会社により違っており、今後試してみたい。