Onenote Mobileの非力さとMicrosoftへの不安

個人のメモツールとして、Onenoteを使おうと検討したが、使えなかった。

WindowsOnenoteは、Evernoteと比べて多機能なのに高速で、まあまあ使いやすい。扱えるメディアも多いし自由度も高い。プリインストールされていたWindowsOnenoteを使ってみて、これからのデータ管理はOnenoteで行いたいと感じた。

でも・・・Android版を使ってみて、正確には、使おうと試行錯誤してみて、その希望は打ち砕かれた。Android版のOnenote Mobileは、Evernoteと比べて機能が少なすぎ、トラブルも多発した。例えばこんな。

Windows版では情報をEvernoteより深い階層構造(セクションやページ階層)にすることができるが、Android版では階層構造の削除や編集ができない。

・ある条件下で同期できないことがある。Windowsの相性問題、設定の問題のよう。汎用的で自由度の高いSkydriveを利用しているだけに、設定に複雑さが発生している用に思える。

Androidでの試行錯誤中には他にも不具合があり、私の用途ではこのアプリは使えないと感じた。

Microsoftは相変わらず品質の高いWindows向けアプリを開発することができる。しかし、モバイルデバイスシェアの半分を占めるAndroid向けがこんな状態では、Evernoteとの競合に勝てないのではないか。

ドル箱のOffice365 を開発するので精一杯なのだろうか。それとも敵性OSであるAndroid向けアプリは意図的に手を抜いているのだろうか。そもそもMicrosoftの強みは素早い開発力ではなく、あきらめずにじりじり追いつくことなのだから、数年待てば状況は変わるのだろうか。

Onenoteがはやくどこでも使えるようになるといいなー、と思いながら、これから数年はEvernoteプレミアム会員で行くことにした。