五輪エンブレム選考次点の原研哉氏作品に見る、デザインの力

先の五輪エンブレム選考において、佐野氏に次いで次点となった原研哉氏のエンブレム案と思想が、自身の手によって公表された。


これは、エンブレムの提案というより、東京五輪全体のデザイン提案だ‥。

2020東京五輪のあらゆる場面を、立体空間も含めて一貫してデザインし、そのエッセンスをエンブレムに込めて、提案している。

美しく、自分がその空間に行くことを考えるとワクワクするデザイン。

デザインも思想も、リンク先にて丁寧でわかりやすく説明されている。ぜひ自分の目で確認してほしい。

自分が思っていたよりずっと広い視野でデザインがされている。これがデザイナーなのか。。

手の内をここまで出してしまうと、この案自体はもう、採用はできないだろうから、もったいない。


でもこの人、

"デザイナーとして最初の設計競技に真摯に参加しましたが、これはただエンブレムのみを決めるという一義的な意味ではなく、組織委員会の中に、きちんと機能するデザイン委員会が組織されていく道程の端緒であると受け止めています。"

五輪のデザイン委員会をデザインしようとしている…?