Synology NAS DS215j の消費電力

Webに情報がなかったので、記録がてら。 台湾が誇る世界的NASメーカーSynologyのDS215jの消費電力です。 最新モデルのDS216jも、スペックがだいたい同じなので、近い数値になるのでは無いかと思います。

NAS : Synology NAS DS215j

搭載HDD : SEAGATE ST2000DL003 (2011年春頃購入品。SEAGATEの品質問題発生前のモデルで未だ現役)

ST2000DL003

ST2000DL003

消費電力実測値

ファン速度モード : 冷却重視

  • 通常時(HDDアクセス中) : 約35W

  • 通常時(HDDアクセスなし) : 約30W

  • スタンバイ(HDD停止): 約11W

  • 電源OFF時 : 約3.6W

冷却重視にすると常時ファンが回るので、スタンバイ、電源オフでも、想定より消費電力があるようです。

そこで、消費電力を削減できる、省電力重視モードにして、再度電力を測ってみました。

ファン速度モード : 省電力重視

  • 通常時(HDDアクセス中) : 約31W

  • 通常時(HDDアクセスなし) : 約28W

  • スタンバイ(HDD停止): 約9.2W

  • 電源OFF時 : 約0.8W

  • 年間の概算消費電力 :2000円(25円/kWh換算) *1

    省電力重視にすると、少なくとも2月の気温では、2~4Wの消費電力低減になるようです。

    電気代は省電力重視、自動電源ON/OFFを駆使して 年間2000円くらい。これにHDD台、管理コスト、本体コストを考えると、単純なバックアップのためだけだったら、CrashPlanなどのWebサービスを使ったり、写真だけならGooglePhotoを使ってもいいのかもしれません。

    Online Data Backup - Offsite, Onsite, & Cloud - CrashPlan Backup Software

    計測器: サンワサプライ ワットモニター TAP-TST8

    サンワサプライ ワットモニター5種類測定可能 検電器 TAP-TST8

    サンワサプライ ワットモニター5種類測定可能 検電器 TAP-TST8

    *1:以下設定の前提で2週間の消費電力量から概算

 → アクセスなし10分でスタンバイに入るように設定

 → 平日夜間0時~20時は電源OFF

 → 土日は夜間0時~8時まで電源OFF