就活後にわかったこと。ベンチャーじゃなくてもリスクはとれる。

人生にはリスクが必要らしい

就職活動をしていたとき、リスクをとらずに大企業で安定を求めていると、激動のこの時代に、逆に大きなリスクになるという話をよく聞かされた。安穏と暮らしていると、成長できなくて後に困ると。

これは、ベンチャー企業への勧誘の言葉として使われたり、ベンチャーを立ち上げた人の経験談として語られる。

でも最近になって、リスクというのは、必ずしも職業やお金の安定でとる必要はないと考えるようになった。

photo by Fareham Wine

リスクは大企業にいたっていくらでもとれる!

  • 社内で偉い人に大風呂敷を広げて、必死に実現を目指すのもリスクだし、
  • 友達に目標を宣言して、できないと笑われるのもリスクだし、
  • 仕事、家庭を抱えながら、社外で新しいコミュニティに入って活動を初めて、3つの関係すべてに満足されるアウトプットを目指すこともリスクといえる気がする。

要するに、お金以外の理由で自分が必死になるよう仕向けることができる。 お金以外だと、比較的やりなおせるわりに、同じようなプレッシャーはかかるのでおすすめ。

今の仕事、生活の中で上に上げたようなリスクをとれない人が仕事だけを辞めても、その後の様々な選択肢をリスクのある方だけを選び続けることができるだろうか。

逆に、日常的に心理的にリスクのある方を選択する生き方をしていれば、大企業だろうと、自分をリスクにさらして、将来のリスクは低減できるのではないかと思っている。

生きるパッション

岡本太郎も、「自分の中に毒を持て」で、こんなことを言っている。

一度でいいから思い切って、ぼくと同じにだめになる方、マイナスの方の道を選ぼう、と決意してみるといい。 そうすれば、必ず自分自身がワァーッともり上がってくるにちがいない。 それが生きるパッションなんだ

自分も時々、この感情を感じることがある。こういうときは、たとえ絶望的な状況でも、とてもハイな気持ちで仕事ができる。

だめな(=やりたいけど、できないだろう)方を「自分で」選んで、それをやると「決意する」ことが大事。

こういう選択肢を徐々に増やしていけたらと思う。

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)